(2017年8月26日更新)

 2017年7月25日に、株式会社ニコン(旧社名:日本光学工業株式会社)が創立100周年を迎えました。「創立100周年!おめでとうございます!」

ニコンは、何らかのサプライズを用意しているようです。
サプライズと言うのは、噂されている新型ミラーレスの事になります。
これは2機種の可能性が有り、ニコンで言う「レンズ交換式 アドバンストカメラ」と「レンズ一体型タイプ」でしょうか?

・完全な新マウント(レンズ交換式の場合)
・センサーは、湾曲センサーを採用
・フルサイズフォーマット(FXフォーマット)
・小型化されたレンズ
・小型なボディ
・ファインダーは「高精細 EVF ファインダー」(OVFとのハイブリッド機能?)
・ニコン1より継承された、高速連写
・ダイヤル部など、デザインはクラシカル(一部のパーツは、Dfボディと共通?)
・画素数36MP〜47MP?
・画像処理エンジンは、新 EXPEED6
・登場は来年2018年頃?

 ニコンにはニコン1シリーズと言うアドバンスト(ミラーレス)カメラがありますが、今回の新機種の1機種は創立100周年を迎えるにあたり開発が続けられて来ました。
ニコン内部の後藤研究所が開発を担当していていると見て間違い無いでしょう。そう、Nikon Df に次ぐ機種と言う事になります。
Dfの時は「軽量化」が開発のメインとなっていましたが、今回の機種はさらなる「小型化」もふくまれていると思われます。

ニコンの「ニコン1シリーズ」に対して様々な意見を持つ人がいますが、ニコン1シリーズ全体は、将来の大型センサーミラーレスの”準備的役割”(ニコンが内部にて実際に位置づけ)を持って誕生した側面も有ったようです。
レンズ交換式でありながら、潜水可能な耐衝撃、防水仕様のAW-1も、そう言う流れの一環での位置づけもあり、将来の上位機への何らかのデータ収集も兼ねている事でしょう。
(ニコンには、オートフォーカス一眼レフの「ニコノスRS」の、水中環境下でのテストデータ、潜水時の操作性、他社には無い、一眼レフ構造をもつカメラでのプロカメラマンからの直接のフィードバックの積み重ね、海水環境でのデータ蓄積などで、ノウハウが有ります。)

ニコン1シリーズは、そう言った新機能や機構、データ収集を試す役割をも持たされていた側面があるのです。

こう言う流れは、計画に最初から盛り込まれていたのかもしれません。だとするならば、尚のこと防水機能などの制限(潜水15M)や、何かがあったとしても納得出来るのではないでしょうか。
ましてや、ニコン1シリーズ(&他レンズ類など)などのために、当時のニコンが生産拠点を中国にわざわざ新設したからには、将来に向け、長期プロジェクトで計画されていたと見ても、良いのかもしれません。

ニコンの場合には、1台あたりのコストか高価な傾向のため、各製品間で部品の共通化を行ってコストダウンを計る事を行っています。
ダイヤル部の削りだしなど、コストが非常に掛かるNIkon Df は、単一の製品だけではコストが掛かりすぎるはずなので、他の製品との部品の共通化は計画はしているはずです。
(これが、Df発売時の後藤氏の言うところの ”これが上手くいけば次がある” に、その製品も該当。)

※余談ですが、APS-Cフォーマット一体型「COOLPIX A 」の場合も、様々な意見がありますが、開発を断念したとか、売れないとかの理由でなく、ニコンが製品化した意図はソニーセミコンダクタに製造委託した「D7000&D5100のセンサーの契約上の” 数量 ”」を製造販売せざるを得ない状況であった事。
それを「COOLPIX A 」に搭載してある程度の数をさばいた?ことで一定の成果を上げた事でしょう。
これこそは、長期スパンの本来の計画には無かった製品であるはずです。そういう解釈をすれば「COOLPIX A 」の後継機や新型は無くとも当然と言えます。

そして、満を持して登場すると思われるフルサイズミラーレスの新機種(2台?)。
ミラーレス、ニコンはこう呼ばずに、「レンズ交換式アドバンストカメラ」と言うのかもしれません。この名称は、ニコワンのためだけにあらずと言う事なのかも知れませんね。