(2016年8月23日更新)

【一眼レフが欲しい!でも種類が多くて難しい!】
 ですよね。予算は限られますから安ければ安い方が良い。ただ、後から後悔はしたくない。だからこそ、しっかりと自分で選んで決めたいものです。
”フルサイズ”のカメラは、ボケの美しさ & 階調表現 & 立体感 に加えて、高感度画質がより優れます。それでも、APS-Cの一眼レフでも十分に綺麗な写真が撮影できます。
「値段が高ければ性能も良い?」そんな基準だけで判断していませんか?
せっかく一眼レフを買うなら、一応、以下の3点を知ってからにしませんか?

 1、レンズの規格(レンズ交換の有無とマウント、レンズの区別)
 2、イメージセンサーの規格(イメージセンサーの大きさの区別)
 3、ファインダーの規格(ファインダー自体の有無/種類の区別)

私、L・N が思うに、デジタルカメラは主に上記3要素で完成します。
これら3要素の組み合わせは、カメラメーカーの製品コンセプトによって自由に組み合わせられ、一つの製品(カメラ)として販売されています。

1、ニコンの一眼レフ・レンズ種類
  ◎ DX用 NIKKORレンズ(APS-Cカメラ用)
  ◎ FX用 NIKKORレンズ(フルサイズカメラ用)
2、ニコンの一眼レフ・イメージセンサー種類
  ◎ DXフォーマット(APS-C)
  ◎ FXフォーマット(フルサイズ)
3、ニコンの一眼レフ・ファインダー種類
  ◎ OVF(光学式ファインダー)

※ファインダーは中級機や高級機の「ペンタプリズム」と、DX初級機の「ペンタミラー」の2種


 一眼レフの魅力はセンサーの大きさや、レンズ交換だけではありません。光学式のファインダーも魅力の一つです。例えばビデオカメラなどのモニターを通したのが、電子式ファインダー(EVF)です。眼に飛び込む情報はモニターを通した電子画像です。
これに対し、「
ペンタプリズム」採用の一眼レフでの光学式ファインダー(OVF)は「オペラグラス/双眼鏡」と同じような感覚、効果を得られます。「オペラグラス/双眼鏡」の魅力は、肉眼の感覚のまま、迫力が増し明るく鮮明に見える事。 そう言う肉眼と同じ感覚(肉眼の補助的に)で得られる効果と言うのは、ストレスなく気持ちよく見える事へも繋がります。
(これら感覚は体感的でもあり、電子式ファインダーでもストレス無く使える時代になれば良いのですが。)

【デジタルカメラとデジタルオーディオは似ている?】
 デジタルカメラも、オーディオの様に上には上のクラスがあります。どちらの世界でも、ダイナミックレンジや解像感は重要です。スピーカーも安い物から高級品まで様々。音の”質”も変わります。
iPodや小さなスピーカーで満足な人もいれば、大きい高級スピーカーでなければダメな人もいます。何が必要か?”音”を聞き分け、”色”を見極め、こだわる人はこだわります。

【デジタルカメラ〈写真〉と、デジタルオーディオ〈音楽〉の共通項目】

〜ダイナミックレンジ〜
「デジタルカメラ= イメージセンサー性能や種類・画像処理エンジン」
「デジタルオーディオ= パワーアンプ性能や種類・プリアンプ」
※ダイナミックレンジを決める要素は、カメラではイメージセンサー部に集約されています。ここに信号を増幅する”アンプ”も内蔵されています。

〜解像感〜
「デジタルカメラ= イメージセンサーサイズ・レンズ口径、性能」
「デジタルオーディオ=スピーカーキャビネットサイズ・ウーハー口径、性能」
※解像感は言わば、いかに忠実に再現出来るか?です。カメラではイメージセンサーの大きさと共に、レンズの性能が大きく影響します。

〜デジタルノイズ〜
「デジタルカメラ= 低感度・高感度(耐ノイズ性能)」
「デジタルオーディオ= 超低音・超高音(耐ひずみ性能)」
※デジタルノイズとはデジタル機器に発生する電気信号。カメラでは高感度にすればするほどノイズは増えます。ノイズ耐性と言うのはそのセンサー性能の限界点を示します。

〜ローパスフィルタ〜
「デジタルカメラ= ローパスフィルタ・モアレ防止」
「デジタルオーディオ= ローパスフィルタ・折り返しノイズの除去」
※ローパスフィルタはデジタル変換する際、邪魔な信号を排除する仕組み。一方でフィルタは悪影響も及ぼす。カメラではフィルタそのものを外す、それがローパスフィルタレス(ローパスレス)。

【写真も何だか楽しそう?】
 写真を撮ると言う行為は、被写体を深く知ると言う事にも繋がります。
思い出とともに残せば、後から見た時に「思いまで蘇る」事になります。
例えば、バレエダンサーの動きを見て物語を想像したり、落語に耳を傾けるが如く、足りない部分を「想像して脳内で再生させる」と言う事が写真だからこそ出来るのです。

【使いこなさなければ宝の持ち腐れ?】
 カメラと言うのは、人それぞれの使い方があって構わないはずです。デジタルカメラはオートで綺麗に撮ることも可能で、連写などの速度も出せます。
それでも、その機能があるからと言って、それを全て使いこなす必要はありません。
マイペースで、スローなスタイルで撮影するのもいっこうに構いません。

【一眼レフの図解や機能比較、それが最も大事なこと?】
 図解による説明を見て、カメラの仕組みを事細かく理解する事が、全てでは無いと思います。カメラ初心者だからと、カメラの構造を全部図解にされても授業じゃないのですから。本来は”疑問に思うところだけを”知りたいのではないでしょうか?
それでも、ある程度は綺麗な写真を撮りたい一心で一眼レフを購入するわけで、機能も比較したい。。
例えば自動車を購入する方全員が、車の構造を身をもって完全に理解していると言えるでしょうか?購入者全員がその知識を均等にもっている訳ではなくとも、免許を取り自動車を運転しています。
でも実際の運転者同士は、車に対する関わり方がそれぞれ違うのです。

【カメラが好きで、実際の写真の方は?】
 こんな風に↑何だか履き違えて無理矢理に説得する人いませんか?
それなら何でも良いのでしょうか?
本当に”カメラ”にこだわる人は、実は写真にこだわっているんです。
本当に”オーディオ”にこだわる人は、音にこだわりが有るだけなんです。
本当に”自動車”にこだわる人は、乗り心地や操作性じゃないんでしょうか?
見た目だけでなく、メーカーも重要です。
自動車メーカーも複数、価格も数十万から数千万まであります。
「目的地にたどり着くのが目的なのだから、原付バイクでも良い?」本当にそうでしょうか?
目的地に着くまでの乗り心地、運転手の操作性、趣向にあった配置、快適性などが必要です。

【毎日使うなら?車を買う時は?】
 いつも接する車です。高級車を好む傾向の人もいれば、割り切って廉価な車で納得する傾向の人もいます。
自動車の場合は自分の趣向にあった、尚且つ信頼がおけるメーカーを選ぶと思います。少なくとも一番売れている自動車メーカーの車が、”一番良い車”ではありませんよね?
”一番売れている” それは、もっとも大衆受けするメーカーなのであって、(また、資金力があるのでCMなどメディア露出を増やすため)多くの人は信頼しますが、個々の車そのものの質や趣向性の指標にはなりません。これはカメラメーカーの場合も同じです。
あるカメラメーカーはライバル社のカメラがヨーロッパで売れている時期に、型落ちモデルをコスト度外視の超低価格にて販売。自社マウントのシェアを意地でも維持したいがために、自社の低価格帯一眼レフをばらまきました。これが ”一番売れている” メーカーのしている事なのです。

【信頼できるメーカーを選べる人は賢い人?】
 せっかくの一眼レフなんです。他人の意見だけでは無くて、こだわりをもって信頼出来るメーカーを自分で選んで見ませんか?
最終的にあなたがどのメーカーを選ぶのも自由です。でも、もしそれがニコンの場合でしたら、以下のカメラの中から選んでは如何でしょうか。

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